2018ロシアワールドカップまであと2か月のところで、異例の監督交代劇となったサッカー日本代表。23名のメンバーもまだまだ混沌としていますが、右サイドウイングとして有力視されているのが、ベルギーリーグでも活躍中の久保裕也選手。

久保といえば、最近はFC東京の久保建英ばかりマスコミは取り上げますが、海外での実績は間違いなく久保裕也のほうが上。いったい、久保裕也はどんな選手なのでしょうか?掘り下げていきましょう。

引用:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20161116/516220.html

引用:https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2017040700032_1

氏名:久保裕也

年齢:1993年12月24日(24歳)

所属チーム遍歴:京都-ヤングボーイズ(スイス)ーヘント(ベルギー)(現在)

身長・体重:178cm・72kg

出身地:山口県山口市

現年俸:約1億4000万円

これまでの多くの日本代表選手は、高校サッカー選手権を経てクラブチームに入団するコースが一般的ですが、久保裕也は今の主流とも言える京都サンガユース出身。各世代の日本代表を経験しており、高校2年生時には既に京都サンガでトップチームデビューを果たしている若手から期待のホープでした。

2013年には海外志向が強かったこともあり、スイスのヤングボーイズに移籍。日本代表での実績もまだなく、欧州ではほぼ無名の存在だったため、入団当初はあまり期待をされていませんでしたが、徐々にゴールという結果を出し続け、いつの間にかチームの柱になるほどに急成長。チームには欠かせない存在になり、リオデジャネイロオリンピックにチーム事情で出場できないまでになりました。

2017年に、ベルギーリーグのヘントのクラブ史上最高額となる350万ユーロ(日本円で約4億2000万円)で助っ人外国人扱いで、完全移籍。第30節のKVメヘレン戦では4人抜きのドリブル突破から3試合連続となるスーパーゴールを決め、ベルギーでは「日本のマラドーナ」「日本のメッシ」と言われてるようになります。その頃には、日本代表でも毎回呼ばれるようになり、右ウイングのレギュラーを張るまでに成長。

久保裕也のポイント①:取りだすと止まらない!爆発力が凄い

加入したばかりのベルギーのヘントでも、入団してすぐの1月に加入以来14試合に出場して9ゴールを記録するなど、かつて本田圭佑が「得点はケチャップのよう。出始めたらドバドバ出る」と言っていたように、ケチャップのごとく、得点を取り始めたら止まらない爆発力が凄いのです。

他にも〇試合連続ゴールなどの記録が多い久保裕也。日本代表ではまだ、その持ち前の爆発力は出ていませんが、短期決戦であるワールドカップで、いきなり覚醒することも期待できます。1点を取った後の久保裕也には俄然注目です。

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久保裕也のポイント➁:攻撃的ポジションならどこでもこなす

現在、日本代表での久保裕也の主戦場は右サイドのウイングですが、スイスのヤングボーイズ時代は真ん中のトップ下でした。過去にはセンターフォワードや左サイドも経験しており、攻撃的なポジションであれば適応できる万能性を持ち合わせています。右足でも左足でもシュートを放つことができ、もちろんドリブルも切れ味鋭く、クロスボールなども得意としています。

わずか23名しか登録ができない、日本代表のメンバーだけに、カードの累積やケガなどで常にベストメンバーが組めるとは限りません。久保裕也のようなポリバレント性を持ったユーティリティプレイヤーは重宝すること間違いありません。

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久保裕也のポイント③:日本代表、日の丸を背負う想い

現在24歳の久保裕也。2016リオデジャネイロオリンピックでは、予選時はU-23日本代表の絶対的エース。監督である手倉森誠も「この年代のストライカーが誰かと言ったら久保の名前が挙がる。他の選手も久保に期待をすると思う」と言うほど絶大な信頼を寄せていました。

しかし、リオデジャネイロオリンピック本戦時は、所属するヤングボーイズがチーム内の怪我人続出や、UEFAチャンピオンズリーグの予選中というチーム事情があり、オリンピックでの招集を拒否。リオデジャネイロオリンピックでは日の丸を背負えなかったのです。

結果、U-23日本代表は大きな見せ場も乏しく予選敗退、その場にいたメンバー以上に遠いスイスで結果を聞いた久保裕也の悔しさは計り知れません。それだけに、日本代表として日の丸を背負う想いは人一倍なのです。

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日本代表の右サイドを制するのは久保裕也?それとも…

引用:http://number.bunshun.jp/articles/-/827864

このままハリルホジッチJAPANのままだったら、レギュラーかどうかはともなく23名のメンバー選出は間違いなかった久保裕也。ハリルホジッチ氏の好きな、1対1に強いデュエル性も日本人の中では抜群に持っており、縦へのスピードも速いハリル好みの選手とも言えるからです。

しかし、西野JAPANとなり、どこまでこの2年間でハリルホジッチ氏が築いた日本代表を修正するのか、受け継ぐのか(直前の)ガーナ戦でのフォーメーションは戦術を見ないと分からないところがありますが、やはり2か月という短期間、周囲との連携も考えれば、久保裕也の選出は有力と言えるでしょう。

仮に今までと同じフォーメーションになるとしたら、久保裕也のレギュラーポジションだった右サイドウイングは安泰なのでしょうか?

(本命)久保裕也

(対抗)本田圭佑

(大穴)小林悠

(大穴)堂安律

あたりではないでしょうか?ただ、長年右サイドのポジションを守っていた本田圭佑は、ボールのためができ流れに緩急を付けられるメリットがありますが、あまりスピードがないこともあり、右サイドバックを張る、酒井宏樹などとの連携もイマイチ。やはり、ハリルホジッチ戦術を踏襲するなら久保裕也が大本命でしょう。

日本代表の日程

グループHに入った日本代表。下馬評ではかなり厳しいですが、サッカーは何が起こるか分かりません。最後の最後まで期待しましょう。グループリーグの日程は以下の通りです。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月19日15:00(19日21:00)日本代表vsコロンビア代表(サランスク/モルドヴィアアリーナ)/NHK

6月24日20:00(25日0:00)日本代表vsセビリア代表(エカテリンブルク/エカテリンブルクアリーナ)/日本テレビ、NHKBS

6月28日17:00(28日23:00)日本代表vsポーランド代表(ヴォルゴグラード/ヴォルゴグラードアリーナ〉/フジテレビ、NHKBS

非常な現実ですが、今のままではハメスロドリゲス率いる初戦コロンビア代表戦を始め、勝ちが計算できる試合は1試合もありません。

3戦とも勝つどころか引き分けも厳しい状況、初戦から久保裕也の爆発力に期待したいところです。

ワールドカップ直前にはガーナ戦があります。その時に、どのようなスタイルで日本代表が望めているかが大きなポイントとなるでしょう。

日本代表優勝まで道のり

グループリーグも3戦全敗濃厚なんて言われている日本代表。現状は確かに厳しいかもしれませんが、初めから2位を目指しているチームは10位にもなれません。1位を目指すチームのみが勝ち進む権利がある!と意気込みつつ、日本代表の決勝までの道のりをみていきましょう。

日程は以下の通りです。

※グループH1位通過の場合

7月3日21:00(4日3:00)グループH1位vsグループG2位(モスクワ/スパルタクスタジアム)/NHK

※グループH2位通過の場合

7月2日21:00(3日3:00)グループH2位vsグループG1位(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ)/NHK

※グループH2位通過の場合

準々決勝(予定)7月6日21:00(7日3:00)(カザン/カザンアリーナ)/TBS、NHKBS

準決勝(予定)7月10日21:00(11日3:00)(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/NHK

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

まとめ

爆発力に期待がかかる右サイドの攻撃の駒、久保裕也についてお届けしました。いかがでしたでしょうか?

まだまだ日本代表内では持っているテンシャルを全て発揮できていない久保裕也。ワールドカップ本戦こそ久保裕也が本来の実力を発揮する時だ!

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