日本のサッカーの歴史に名を残すことができるのか!?いよいよ決勝トーナメント進出を懸け、運命のポーランド戦について総評します。
既にグループリーグ敗退が決まっているポーランド代表とはいえ、FIFAランキング8位の意地がありますし、3戦全敗では国に帰れません。ここまで良い流れで着ている西野JAPAN!このまま波にのって1位通過を目指せ!
引用:https://www.soccer-king.jp/sk_vote/article/785871.html
Contents
ポーランド代表とは?
FIFAランキング:8位
ワールドカップ最高位:3位(1974,1982)
ポーランド代表全盛期であった1974西ドイツワールドカップ、1982スペインワールドカップの3位に輝いた以降、90年代以降は低迷期が続いていましたが、スーパー点取り屋であるレヴァンドフスキが登場以来、再び世界のひのき舞台に登ってきました。
レヴァンドフスキの驚異的な決定率は危険そのものですが、逆に言えばレヴァンドフスキをしっかり押さえれば、守備力も決して高いチームではないので、日本代表としても勝機はあるでしょう。
特に守備力は、ヨーロッパ予選でも、予選グループEの10試合で2位デンマークが合計8失点だったのに対し、ポーランドは14失点と大きく上回った。さらに、予選3位のモンテネグロは12失点、4位のルーマニアは10失点と、敗退した2チームよりも失点数は多かったこともあり、決して世界レベルでないことが分かります。セネガル相手に2失点、コロンビアには3失点しており、特にドリブルに弱い印象があるので、原口元気などドリブルが得意な選手に期待がかかります。
6/28ポーランド戦の出場メンバー
引用:https://mainichi.jp/articles/20180627/hrc/00m/050/001000d
まさかの前戦セネガル戦から6人先発メンバーを入れ替えて臨む奇襲に出た日本代表。この作戦が吉と出るか凶と出るか。
特に注目点としては、今まで原口元気や本田圭佑が担っていた右サイドの攻撃的MFのポジションに、本来はディフェンダーの酒井高徳を抜擢。岡崎慎司と武藤嘉紀の2トップで臨む点もどう出るでしょうか?
日本代表 出場メンバー
フォーメーション:4-4-2
GK:川島永嗣(メス:フランス)
※左から 4バック
DF:長友佑都(ガラタサライ:トルコ)
DF:槙野智章(浦和レッズ:日本)
DF:吉田麻也(サウサンプトン:イングランド)
DF:酒井宏樹(マルセイユ:フランス)
※ボランチ
MF:柴崎岳(ヘタフェ:スペイン)
MF:山口蛍(C大阪:ドイツ)
※左から攻撃的MF
MF:宇佐美貴史(デュセルドルフ:ドイツ)
MF:酒井高徳(ハンブルガーSV:ドイツ)
※フォワード(1トップ)
FW:武藤嘉紀(マインツ:ドイツ)
FW岡崎慎司(レスター:イングランド)
※途中出場メンバー
後半2分 FW大迫勇也(ブレーメン:ドイツ)←岡崎
後半20分 MF乾貴士(ベティス:スペイン)←宇佐美
後半37分 MF長谷部誠(フランクフルト:ドイツ)←武藤
日本vsポーランド 試合結果
前半 総評
引用:https://www.sankei.com/sports/photos/180628/spo1806280059-p1.html
立ち上がりは、日本代表が6名先発を入れ替え、ポーランド代表は3バックから4バックに変更するなどもあったため、探り合いの状態が続きます。ただ、ポーランド代表は両サイドバックがかなり前寄りの攻撃的なポジションを取るため、実質センターバック2人で守っており、パス回しも丁寧さを欠いていたため、日本代表はパスカットをよく仕掛け、攻撃を行いますが、連携不足がたたり、得意のポゼッションは影を潜め、一人で持ち込んで取られるシーンが目立ちます。
日本代表、ポーランド代表ともにミスパスが目立ち、決定的チャンスは両チームに訪れますが、決定力のなさとキーパーの好セーブで、0-0で前半を終えます。
岡崎慎司が前半早々から足を痛め、序盤から原口元気がアップに入るトラブルがあったものの、結局岡崎は大丈夫という判断で、前半は交代なしで後半へ。
引用:https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180629000133.html
後半 総評
引用:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?248423-248423-fl
後半開始早々に、ハプニングが起きます。岡崎がプレーとは関係ないところで倒れ込んでしまい動けなくなってしまいます。そこで、急遽大迫勇也がIN。
大迫が入ったことで前線でタメはできたものの、なかなか効果的なパス回しはなく、なかなかポーランド代表の牙城を崩せず、日本代表としてはフラストレーションが溜まる展開が続きます。
後半14分、ポーランド代表のFKで、マークの付きミスにより、DFのヤン・ベドナレクがペナルティエリア内でフリーでボールをうけ、強烈なシュートで先制。日本代表0-1でリードを許します。
この際に、セネガルvsコロンビアは0-0の引き分けだったため、このままだとグループリーグ敗退となる日本代表は、後半20分と早めに、宇佐美を諦め、乾にチェンジ。
乾投入後、得意の左サイドがやや活性化するものの、なかなか決定的なチャンスにはなりません。そんなとき、コロンビアが先制したというニュースが飛び込んできます。
フェアプレイポイント(カードの累計数)の差でセネガルに勝っている日本は、このままだと2位通過で決勝トーナメントに進出できるのもあり、後半37分フォワードの武藤に替えて、守備的な長谷部を投入。まるで勝っている時の守備固めのような布陣で残り時間を乗り切ろうとします。
このままで決勝トーナメント進出が決まる日本代表は失点を恐れ、無理には攻めず、後ろでボールを回す展開に。ポーランド代表も勝っているため、無理には攻めてこないので、無駄に時間だけが過ぎるつまらない展開に、会場内からは大きなブーイングがこだまします。
このまま後半も終了し。0-1でポーランド代表の勝利。勝ち点、得失点差で並んだ日本代表とセネガル代表は、フェアプレイポイント(カード累計)の差で、日本代表は決勝トーナメントに2位通過で進出しました。
引用:https://outidesigoto.com/archives/15826
試合後 総評
引用:https://mainichi.jp/articles/20180629/k00/00m/050/185000c
全体的にパスミスが目立ち、今大会最大の凡戦と言われても仕方ないような試合でした。特に、先発メンバー6名替えて臨んだ日本代表ですが、その6名とも正直不発で、これで決勝トーナメント行けたから結果論で良かったものの、万一グループリーグ敗退となったら、采配に疑問しか残らない展開でした。
特に、酒井高徳を攻撃的なポジションにしたものの、攻撃参加は目立たずイマイチ、左の宇佐美貴史も西野監督の秘蔵っ子とはいえ、得意のドリブルも出ず存在感は一切なし。決勝トーナメントに乾や香川など主力がリフレッシュできたと良い方向で考えたいです。
日本代表メンバー ポーランド戦評価点
引用:https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180629000133.html
※5点満点 5が最高、1が最低
GK:川島永嗣(メス:フランス)4.0 名誉挽回になるスーパーセーブも披露。自信につながって欲しい。
DF:長友佑都(ガラタサライ:トルコ)3.5 ある程度は抑えていたものの、攻撃参加はイマイチ
DF:槙野智章(浦和レッズ:日本)2.5 危なさを感じるプレーも度々。レヴァンドフスキはしっかり抑えていた
DF:吉田麻也(サウサンプトン:イングランド)3.0 落ち着いた守備を披露も、セットプレイ時の迫力が欲しい
DF:酒井宏樹(マルセイユ:フランス)3.0 守備では及第点も、攻撃参加は全く目立たず
MF:柴崎岳((ヘタフェ:スペイン)2.0 連戦による疲れか、簡単なミスパスを連発でリズム作れず
MF:山口蛍(C大阪:ドイツ)2.0 パスが弱いため、度々ポーランドに狙われていた。安定感無し
MF:宇佐美貴史(デュセルドルフ:ドイツ)1.5 得意のドリブルもなく、完全な不発
MF:酒井高徳(ハンブルガーSV:ドイツ)1.5 不慣れなポジションなものの、攻撃力が皆無
FW:武藤嘉紀(マインツ:ドイツ)1.5 ボール持ちすぎ、そして打たな過ぎ。綺麗にプレーしようとしすぎ
FW岡崎慎司(レスター:イングランド)2.0 前線から守備で貢献も、早々に足を痛め、リタイア
※途中出場メンバー
後半2分 FW大迫勇也(ブレーメン:ドイツ)←岡崎 2.5 フィジカルの強さで、タメを作るも、やはりエースならここで決めないと
後半20分 MF乾貴士(ベティス:スペイン)←宇佐美 2.5 攻撃のリズムを作り始めるも決定的なチャンスは作れず
後半37分 MF長谷部誠(フランクフルト:ドイツ)←武藤 2.5 得点を取られない最低限な仕事を全うした
まとめ
「サッカーW杯日本代表 6/28ポーランド戦の出場メンバー&結果発表!」についてお送りしました。結果がすべてなので、結果として決勝トーナメントに進出したことは素晴らしいですが、やはり負けたという事実は、スッキリしませんよね!
この鬱憤を、ポーランド戦で温存したから香川らがキレキレだと言われるくらい大爆発して、ベスト8、ベスト4と進んでいって欲しいです。