泣いても笑ってもワールドカップ本戦前、最後の調整試合となった6/12日本代表vsパラグアイ代表。
相手は、惜しくも南米7位となりワールドカップ本戦出場を逃したパラグアイ代表。しかし、2010南アフリカワールドカップで、グループ8を賭けた決勝トーナメント1回戦で、日本代表にPKで競り勝った因縁の相手、親善試合とはいえ、8年前のリベンジのために、ワールドカップに勢いを乗せて臨むために、ここはなんとしてでも勝利で終えたいところです。
ここでは、6/12に行われた日本代表vsパラグアイ代表についてまとめてみました。
Contents
パラグアイ代表とは?
FIFAランキング:32位
ワールドカップ南米予選:7位(7勝8敗3分け 勝ち点24)※ワールドカップ本戦進出を決めた5位ペルー代表とは勝ち点2差。
過去のワールドカップ:2010南アフリカワールドカップのベスト8が最高(日本代表をベスト16戦で破り、ベスト8まで進出)
主な中心選手:DFグスタボ・ゴメス(ミラン:イタリア)、FWアンヘル・ロメロ(コリンチャンス:ブラジル)、エルナン・ペレス(エスパニョール:スペイン)など2022カタールワールドカップを目指し、平均年齢24歳代の若いチーム構成。
6/12パラグアイ戦の出場メンバー
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180612-00774811-soccerk-socc.view-000
日本代表 出場メンバー
フォーメーション:4-2-3-1
GK:東口順昭(ガンバ大阪:日本)
※左から 4バック
DF:酒井高徳(ハンブルガーSV:ドイツ)
DF:昌子源(鹿島アントラーズ:日本)
DF:植田直通(鹿島アントラーズ:日本)
DF:遠藤航(浦和レッズ:日本)
※ボランチ
MF:柴崎岳((ヘタフェ:スペイン)
MF:山口蛍(セレッソ大阪:日本)
※左から攻撃的MF
MF:乾貴士(ベティス:スペイン)
MF:香川真司(ドルトムント:ドイツ)
MF:武藤嘉紀(マインツ:ドイツ)
※フォワード(1トップ)
FW:岡崎慎司(レスターシティ:イングランド)
※途中出場メンバー
後半0分 GK:中村航輔(柏レイソル:日本)←東口
後半0分 DF:酒井宏樹(マルセイユ:フランス)←遠藤
後半19分 FW大迫勇也(ブレーメン:ドイツ)←武藤
後半29分 MF原口元気(デュセルドルフ:ドイツ)←岡崎
【ポイント】
これまでの起用法を見ると、スイス戦が基本レギュラーメンバー、パラグアイ戦がサブメンバーと言った感じなので、スイス戦で状態が悪かった、トップ下(本田圭佑→香川真司)、右サイド(酒井高徳→遠藤航、酒井宏樹)、ゴールキーパー(川島永嗣→東口順昭、中村航輔)の3ポジションは特に、レギュラーポジション奪取の絶好のチャンス!パラグアイ戦でモノにしたいところです。
とにかく南米の強豪とはいえ、ワールドカップ本戦不出場の格下相手。ここはどんな形でもしっかり勝ちを収めて、勝つ形をしっかり体で覚えてワールドカップ本戦に臨みたいです。とにかく、まだ西野JAPANになってから無得点、まずは1点しっかりと流れのなかで取れる形を確立していくのを目指すべきです。
日本vsパラグアイ 試合結果
引用:http://www.chunichi.co.jp/s/worldcup/russia2018/flash/2018061101002375.html
前半 総評
引用:https://www.footballchannel.jp/2018/03/27/post262818/
前半序盤から、香川真司、乾貴士を中心に、日本代表がピッチを広く使い、緩急を付けながらボールを左右に回ることで、日本代表にリズムができ、何度となくパラグアイゴールに迫るチャンスを作ります。得意のポゼッションサッカーを全面に押し出し、どちらかというと、日本代表が押し気味で試合を進めていったものの、肝心の決定力がなく、チャンスは作るものの、決めきらない時間が続きます。
前半32分、パラグアイの右サイドからロングスローで、ペナルティエリア近くまで放り込まれると、日本のディフェンダーが寄せ切ることができなかったこともあり、MFロメロに、スキルの高いボレーシュートを見事に決められ、0-1で先制点を許します。
前半終了間近には、柴崎岳の直接的FKで迫るも、惜しくもゴールバーの上を叩き、得点にはならず、前半終了。
後半 総評
引用:https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/footballchannel/sports/footballchannel-272351
後半開始と同時に、GK中村航輔と、DF酒井宏樹を投入。前半同様、日本代表は小刻みなボール回しを繰り返し、ポゼッションサッカーで徐々に相手ゴールに迫っていきます。後半開始すぐに、酒井宏樹が古傷の右ひざを痛めてしまい、ヒヤッとしたものの、大事には至らず、そのままプレー。
後半6分、香川真司が優しくボールを落とすと、そこに乾貴士が持ち込み、そのままドリブルで突破、勢いのあるミドルシュートで、待望の西野JAPAN初得点となるゴールを決め、1-1の同点に持ち込みます。
その後も、日本代表のペースは続き、パラグアイ代表に攻撃をさせないほど日本代表が攻め続ける時間が続きます。そして、18分、武藤嘉紀→香川真司と短いパスでつなぎ、最後は再び乾貴士が正確にゴール隅へとボールを蹴り込み、日本代表2-1と逆転でリードをします。このままリードを守るべく、大迫、原口を投入して、前から積極的に守備もして、そのまま日本ペースを守ろうとします。
後半31分、柴崎岳からのコーナーキックをゴールエリアの絶妙な位置に蹴り込み、パラグアイDFのオウンゴールを誘い込む。日本代表3-1で2点リードとなります。
このまま試合終了かと思いきや、パラグアイ代表、Rオルティスが強烈なミドルシュート、中村航輔の視界に入らなかったこともあり、ゴールを許し、3-2。1点差に迫られます。嫌なムードになるなか、後半ロスタイム、香川真司が個人技でディフェンダーをかわし、技ありゴール、試合終了間際に4-2と突き放します。
そのまま試合が終了、4-2で日本代表の勝利。
試合後 総評
ワールドカップ出場国でコンディションをトップに持って行っているスイス代表と、4年後を見据え若手の構成となっているパラグアイ代表で、一概に比較はできませんが、なにより勝てたこと、4ゴール決めたと言うのは大きいのではないでしょうか?特に、パラグアイ戦先発メンバー、2ゴールの乾貴士、1ゴール1アシストの香川真司、積極的にゴールに向かうドリブルで攻めていた武藤嘉紀は及第点と言え、コロンビア戦も攻撃的MFの3枚はこの3人がベターで、ジョーが一人で守備もでき、ドリブルで突破もできる原口元気を据える形が良いように思います。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180612-00000165-dal-socc.view-000
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180613-00000002-jijp-spo.view-000
日本代表 コロンビア戦 スタメン予想
スイス戦、パラグアイ戦と直近の2試合で、23名の登録メンバー全てを起用すると言う前代未聞とも言えるメンバー起用に打って出た西野JAPAN。果たして、ワールドカップ初戦の相手となるコロンビア戦では、スイス戦メンバー中心?コロンビア戦メンバー中心?それとも調子の良い選手をピックアップ?果たして、どのメンバーがコロンビア戦のスタメンを張るでしょうか?予想してみました。
GK:中村航輔
※左から4バック
DF:長友佑都
DF:槙野智章
DF:吉田麻也
DF:酒井宏樹 ※怪我の状態が良くないなら上田直通or遠藤航
※ボランチ
MF:柴崎岳
MF:山口蛍
※攻撃的MF 左から
MF:乾貴士
MF:香川真司
MF:武藤嘉紀 ※後半途中から原口元気投入
※フォワード ワントップ
FW:大迫勇也 ※後半途中から岡崎慎司投入
上手くスイス戦とパラグアイ戦のメンバーを融合させないと、こんな本番直前にメンバー固定せず総とっかえしてまで臨んだ意味がなく、パラグアイ戦で攻撃の形を見せてくれた乾貴士、香川真司の両名はスタメンで是非起用して欲しいです。また、ゴールキーパーも2010南アフリカワールドカップ時に直前で川島永嗣が若手ながら起用され、神がかり的スーパーセーブも見せたように、ここは若手の中村航輔を起用してチームに勢いをつける存在になって欲しいです。
まとめ
6/12に行われた親善試合日本代表vsパラグアイ代表戦についてまとめてみました。結果は4-2と、西野JAPAN初勝利を収めたことは、内容云々よりまず大きいこと。まだまだ決めるべきところで外すシーンも目立ったので、ギリギリまでコンディションを上げるべく調整して欲しいです。
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