ワールドカップ本戦が始まるわずか2か月前の監督交代劇。コミュニケーションなど新監督と選手のチーム力が心配されるなら、不動の日本代表のキャプテンの存在はますます大きくなるのではないでしょうか?そう、長谷部誠選手です。

キャプテンとしてお馴染みの長谷部誠ですが、プレースタイルはどうなのでしょうか?レギュラーを張ることができるのでしょうか?日本代表不動のキャプテン長谷部誠について掘り下げていきましょう。

引用:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20170902/637019.html

引用:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20170321/564492.html

氏名:長谷部誠

年齢:1984年1月18日(34歳)

所属チーム遍歴:浦和ーヴォルフスブルク(ドイツ)-ニュルンベルク(ドイツ)-フランクフルト(ドイツ)(現在)

身長・体重:180cm・73kg

出身地:静岡県藤枝市

現年俸:約5億2000万円

高校時代は、高校サッカーの名門藤枝東高校に進み、2年時からレギュラーを取るなど頭角を表していましたが、高校サッカーの華である高校サッカー選手権には全国出場はならず、その後も静岡県内のエスパルスなどのJリーグを希望していたものの、オファーはなく、そこまで全国的には期待されていた、ましてや日本代表を長年背負うような選手とは誰も思っていませんでした。

そこに、唯一Jリーグ浦和レッズからオファーを受け入団。2013年頃からレギュラーポジションを奪取し、2006年のACL制覇など浦和レッズの黄金期を支えます。当時のポジションは、今より前のトップ下を担う事が多く、ミドルシュートなども頻繁に打つ、より攻撃的な選手だった。

2008年には、ドイツ・ブンデスリーガのVfLヴォルフスブルクに移籍。それから、ニュルンベルク(ドイツ)、フランクフルト(ドイツ)とブンデスリーガ1部のチームを渡り歩きながら、ボランチを始め、サイドバック、そして今のフランクフルトではセンターバックやリベロを務めており、国内評価以上にドイツでの評価は高く、日本人トップクラスの年俸5億を超える存在になっています。将来的にはフランクフルトのフロント入りまで打診されているとまで言われているほど、プレーだけでなく真面目で誠実な人間性も高く評価されています。

長谷部誠のポイント①:冷静沈着な視点で1歩先の読みが凄い

正直、強烈な攻撃力があるだけでもなく、強じんな守備力があるわけでもなく、素人目では「長谷部ってどこが凄いの?」とよく言われがちですが、長谷部誠の凄さは、常に冷静な着眼点を持ち、一歩先の動きを読める力は抜群です。そのため、ピンチを招く前に事前にピンチの芽を摘めるので、プレー的には派手ではないものの、視野が広く、危機察知能力に長けています。また、最近は影を潜めているものの、浦和時代はよりドリブラーでミドルシュートも得意。試合が停滞してきたときに、長谷部の攻撃参加が期待されます。

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長谷部誠のポイント➁:長年ブンデスリーガでレギュラーを張る経験力

2008年に挑戦して以来、既に10シーズン、世界5大リーグの一つであるドイツ・ブンデスリーガで主力として活躍している実績は、日本人選手としては稀有な存在。多くの日本人選手がドイツを始めとした海外挑戦をしているなかで、長谷部ほど常にレギュラーを担っていて、信頼されている選手はいなかったほどです。このブンデスリーガでの経験を始め、日本代表も108キャップを誇る経験力は、新生日本代表になったばかりで、コミュニケーション力が必要とされている今こそより長谷部の経験が生きてくることでしょう。

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長谷部誠のポイント③:日本代表史上最高とも言えるキャプテンシー

サッカーは言わずもがなチームスポーツ。90分の試合時間だけ連携が確立できるわけではありません。各日本代表監督をはじめ、フランクフルトなどチームも監督も絶大の信頼を置き、過去には怪我をしていて試合には出場できない状態でも長谷部を帯同させたいくらいのキャプテンシーが凄いのです。歴代の日本代表キャプテンの中でも史上最高と評する人も多く、ほとんどの選手が長谷部に絶大な信頼を置きている今の代表になくてはならない選手なのです。

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日本代表ボランチレギュラーは長谷部で良いのか?

引用:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2013/01/25/post_325/

果たして長谷部誠は日本代表のレギュラーとしてロシアで躍動できるのでしょうか?所属チームでのポジションであるセンターバックや、2010南アフリカオリンピック時に岡田JAPANが緊急的措置として、阿部勇樹をアンカーに添えたように、長谷部をリベロとして使うと言うのも面白いと思いますが、あと2か月ではやはり周囲の守備陣との連携に不安を残します。やはりポジションとしてはボランチが主戦場となることでしょう。

正直、長谷部誠は現在34歳と年齢的なものもあるのかもしれませんが、ここ日本代表の数試合では、簡単なパスミスや後半になると消えるようなことも度々あり、スピードに長けているコロンビア代表やセネガル代表との試合は、長谷部ではなく、山口蛍や井手口陽介など若手のアグレッシブなメンバーの抜擢のほうがよいのではないでしょうか?

しかし、ドイツで何度も対峙しているポーランド代表、レヴァンドフスキ対策にはマンツーマンディフェンスでかなり有効と思われ、是非ポーランド戦では先発を期待したいです。

いずれにせよ、現在の日本代表で彼ほどキャプテンシーを持ち合わしている存在はいなく、23名のメンバーに入ることは間違いないでしょう。

日本代表の日程

グループHに入った日本代表。下馬評ではかなり厳しいですが、サッカーは何が起こるか分かりません。最後の最後まで期待しましょう。グループリーグの日程は以下の通りです。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月19日15:00(19日21:00)日本代表vsコロンビア代表(サランスク/モルドヴィアアリーナ)/NHK

6月24日20:00(25日0:00)日本代表vsセビリア代表(エカテリンブルク/エカテリンブルクアリーナ)/日本テレビ、NHKBS

6月28日17:00(28日23:00)日本代表vsポーランド代表(ヴォルゴグラード/ヴォルゴグラードアリーナ〉/フジテレビ、NHKBS

非常な現実ですが、今のままではハメスロドリゲス率いる初戦コロンビア代表戦を始め、勝ちが計算できる試合は1試合もありません。

代表でもクラブでも何度となくピンチの壁を乗り越えてきた長谷部誠だけに、空中分解寸前だった日本代表の窮地を救って欲しいです。

いずれにせよ、ワールドカップ直前にはガーナ戦があります。その時に、どのようなスタイルで日本代表が望めているかが大きなポイントとなるでしょう。

日本代表優勝まで道のり

グループリーグも3戦全敗濃厚なんて言われている日本代表。現状は確かに厳しいかもしれませんが、初めから2位を目指しているチームは10位にもなれません。1位を目指すチームのみが勝ち進む権利がある!と意気込みつつ、日本代表の決勝までの道のりをみていきましょう。

日程は以下の通りです。

※グループH1位通過の場合

7月3日21:00(4日3:00)グループH1位vsグループG2位(モスクワ/スパルタクスタジアム)/NHK

※グループH2位通過の場合

7月2日21:00(3日3:00)グループH2位vsグループG1位(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ)/NHK

※グループH2位通過の場合

準々決勝(予定)7月6日21:00(7日3:00)(カザン/カザンアリーナ)/TBS、NHKBS

準決勝(予定)7月10日21:00(11日3:00)(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/NHK

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

まとめ

日本代表最高のキャプテン、長谷部誠についてお届けしました。いかがでしたでしょうか?

個人的には将来、日本代表のフロント入りをして欲しいほどの逸材、窮地を迎えている今の日本代表を一つにまとめることができるかは、長谷部誠の手腕が大きく関わってくるでしょう。

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