ワールドカップ大会開始前は期待薄で注目度も低かったサッカー日本代表。初戦のコロンビア戦で歴史的勝利を収め、日本中が燃え上がるフィーバーになっています。このまま2連勝で一気に決勝トーナメント進出を決められるのでしょうか?
日本代表の2戦目であるセネガル戦について総評していきましょう。
引用:https://www.soccer-king.jp/sk_vote/article/783444.html
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セネガル代表とは?
FIFAランキング:27位
FIFAランキングは27位ながら、現行システムでは、相手国のランキングが低いアフリカ勢やアジア勢は低くなる傾向があるため、決して、グループHの他の国(コロンビア、ポーランド)と比べても実力的には見劣るするようなチームではありません。
アフリカ特有の驚異的な身体能力を活かした個人技を持ち合わせてながら、現在の監督であるシセ監督が就任以来、組織的な守備網も形成しており、チームとしてまとまりのある連携力を見せています。
初戦であるポーランド戦は、2-1で僅差で競り勝ったものの、支配率では圧倒した印象があり、特に信じられない程足が伸びてくるセンターバックの守備力は驚愕です。
6/24セネガル戦の出場メンバー
引用:https://mainichi.jp/articles/20180625/k00/00m/050/095000c
劇的勝利を収めたコロンビア戦と先発メンバーは一緒となりました。あまり出来が良くなく、メンタル面でも不安が残るGK川島永嗣の先発起用には賛否が分かれるところではないでしょうか?
セネガル代表は、マネを中心に両サイドの攻撃力が半端ないので、原口、乾のポジションは相当な運動量が必要。そのため、このポジションの交代のタイミングそしてメンバーは誰になるのか西野監督の采配にも注目が集まります。
日本代表 出場メンバー
フォーメーション:4-2-3-1
GK:川島永嗣(メス:フランス)
※左から 4バック
DF:長友佑都(ガラタサライ:トルコ)
DF:昌子源(鹿島アントラーズ:日本)
DF:吉田麻也(サウサンプトン:イングランド)
DF:酒井宏樹(マルセイユ:フランス)
※ボランチ
MF:柴崎岳((ヘタフェ:スペイン)
MF:長谷部誠(フランクフルト:ドイツ)
※左から攻撃的MF
MF:乾貴士(ベティス:スペイン)
MF:香川真司(ドルトムント:ドイツ)
MF:原口元気(デュセルドルフ:ドイツ)
※フォワード(1トップ)
FW:大迫勇也(ブレーメン:ドイツ)
※途中出場メンバー
後半27分 MF本田圭佑(パチューカ:メキシコ)←香川
後半30分 FW岡崎慎司(レスターシティ:イングランド)←原口
後半42分 MF宇佐美貴史(デュセルドルフ:ドイツ)←乾
日本vsコロンビア 試合結果
前半 総評
引用:https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2018/06/24/gazo/20180625s00002009131000p.html
試合開始当初は、セネガルのスピードに日本代表が付いていけず、またセネガルが前線から積極的に守備を行う事もあり、完全にセネガルペース。再三、ピンチを招くが、ディフェンダー陣の落ち着いた対応もあり、なんとか抑えていきます。
しかし、前半11分、セネガルのクロスボールを原口のクリアが短く、セネガル選手にパスのような状態になってしまい、シュートを打たれます。そのボールを川島がキャッチではなく、パンチングの判断をしてしまったため、こぼれたボールがマネの目の前に。マネに押し込まれ0-1でセネガル代表に先制点を許します。
このままセネガルペースになるかと思いきや、日本代表は切り替えて、徐々にポゼッションを高め、日本代表ペースとなり、セネガルの自陣でボールが回る時間が増えていきます。試合が動いたのは前半34分。柴崎の大きなサイドチェンジのパスで、左サイドの長友が切込み、ドリブルで交わしたのち、乾とスイッチ。乾が、得意の左45度からのシュートをゴール隅に決め、日本代表1-1の同点に追いつきます。
引用:https://mainichi.jp/articles/20180625/k00/00m/050/131000c
後半 総評
引用:https://news.goo.ne.jp/picture/world_cup/kyodo_photo-20180624GZ___02711000
後半も前半の勢いそのままに日本代表のペースが続きます。大迫のフィジカルが勝り、前線からボール支配率を高め、マネも酒井宏樹などを中心に体を張って抑えていきます。攻撃も、完全に柴崎がタクトを振るいコントロール。何度となく、日本代表の決定機を作るものの、なかなか得点に結びつきません。
後半26分、一瞬のスキをついたセネガルが日本のペナルティエリア内でボールを回し、最後は19歳のワゲが強烈なシュートを放ち、セネガル代表が追加点。1-2とします。
そこで、西野監督が後半27分、30分と立て続きに本田と岡崎を投入。勝負に出ます。この起用が見事にハマります。柴崎がペナルティエリア内にいる乾にピンポイントパス、これを乾が真ん中にセンタリング、岡崎が再三ゴールキーパーと対峙しながら動きを防ぎ、フリーでいた本田のところにボールが!日本代表2-2の同点に追いつきます。
流れは完全に日本代表、勝てると思った西野監督は、後半42分、疲れが見えてきた乾に変えて宇佐美を投入。最後のドリブル突破に期待しますが、そこはなかなか上手くはいかず、このまま2-2のドローで試合終了となります。
引用:https://mdpr.jp/news/detail/1775300
試合後 総評
引用:https://football-action.info/?p=4701
始めは、セネガルの驚異的なスピードにやられていた日本代表ですが、徐々に運動量でそれをカバー。マネをほとんど封じた酒井宏樹を始め、ディフェンダー陣の奮闘が光りました。攻撃陣も、柴崎のコントロール、乾のセクシーフットボールが機能し、失点しても得点を取り返すタフさは選手たちの自身になるでしょう。
唯一と言ってよいほどの不安点は、やはりゴールキーパー。コロンビア戦に続く、信じられない判断ミスが続いており、川島のメンタル面での落ち込みが心配されます。川島の将来を考えれば、このまま使い続けるのも一計ですが、ある程度、コロンビア戦やセネガル戦よりプレッシャーは少ないポーランド戦で、中村航輔を将来も考えて起用して欲しいところです。
日本代表メンバー セネガル戦評価点
引用:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20180625/783133.html
※5点満点 5が最高、1が最低
GK:川島永嗣(メス:フランス)1.5 ワールドカップに出場する国のGKとしては、判断力の欠如が酷い。メンタル面で落ち込みが酷いのでは!?
DF:長友佑都(ガラタサライ:トルコ)4.0 攻守にわたり、かなりの運動量を披露。体幹の良さもあり、キレが凄かった
DF:昌子源(鹿島アントラーズ:日本)3.5 安定的な守備を披露。安心感が出ていたほど。
DF:吉田麻也(サウサンプトン:イングランド)3.5 ディフェンスのリーダーとしてうまく統率。終盤のオフサイドトラップは見事
DF:酒井宏樹(マルセイユ:フランス)4.0 マネも封じて、攻撃参加もかなり積極的に行っていた。コンディションがピークに戻ってきた
MF:柴崎岳((ヘタフェ:スペイン)4.0 ゲームを巧みにコントロール。視野の広さと、先を読む行動は世界クラス
MF:長谷部誠(フランクフルト:ドイツ)3.0 体を張った守備を披露。時々、まだミスパスが出てしまう
MF:乾貴士(ベティス:スペイン)4.0 得意のセクシーフットボールを披露。あと1~2点は取れた
MF:香川真司(ドルトムント:ドイツ)3.5 前戦に続いてハードマークに苦しむも、一定の存在感を発揮
MF:原口元気(デュセルドルフ:ドイツ)2.0 相変わらずの運動量で凌駕も、致命的なミスと攻撃参加も不発
FW:大迫勇也(ブレーメン:ドイツ)2.5 柴崎の見事なラストパスが当てるだけでOKだった、半端なプレーが目立った
※途中出場メンバー
後半27分 MF本田圭佑(パチューカ:メキシコ)3.5 出場すぐはスピードでついていない場面もあったものの、さすがの持っている力!
後半30分 FW岡崎慎司(レスターシティ:イングランド)4.0 岡崎らしい泥臭いプレーでGKの動きを防ぐ。2点目の半分は岡崎の得点。
後半42分 MF宇佐美貴史(デュセルドルフ:ドイツ)2.5 果敢にドリブルで攻めようとするも、気持ちばかり前にいっている感じ
まとめ
「サッカーW杯日本代表 6/25セネガル戦の出場メンバー&結果発表!」をお送りました。ここで、粘って勝ち点1を取ったことは間違いなく大きいですね。まだ先を話しをするのは早いものの、日本史上最高位となるベスト8以上を目標にしたいですね!日本列島まだまだ盛り上がりますよ。