半年くらい前では、全く日本代表候補に名前さえ上がっていなかった男が、もしかすると苦境に立たされてる日本代表の救世主になるかもしれません。ポルトガルの地で活躍を続けており、日本代表での躍進も期待される中島翔哉。いったい、どんな選手なのでしょうか?
日本代表の救世主候補、中島翔哉について掘り下げていきましょう。
引用:http://number.bunshun.jp/articles/-/824996
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中島翔哉 プロフィール
引用:http://sakatube.info/news/710
氏名:中島翔哉
年齢:1994年8月23日(23歳)
所属チーム遍歴:東京V-FC東京ーポルティモネンセSC (ポルトガル)※現在
身長・体重:164cm・64kg
出身地:東京都八王子市
現年俸:約3,500万円
中島翔哉がサッカーを始めたのは、小学校1年生時。その頃から光るものを見せていた中島翔哉は、10歳には名門クラブで育成システムもしっかりしている東京ヴェルディの下部組織に入団。その後、ブラジル留学も果たし、サッカーセンスを磨いていきます。そのまま東京Vに入団し、Jリーグデビューを果たすも、ステップアップのためにFC東京に移籍するも、選手層が厚く出場機会には恵まれず不遇の時を過ごします。
出場機会を求めて、カターレ富山やFC東京U-23(J3)などで試合に出場していましたが、代表レベルとなるとは思ってもみませんでした。転機となったのは、FC東京からレンタル移籍となったポルトガルのポルティモネンセに入団。徐々に出場機会を増やし、入団から半年後には月間リーグ最高FWに選出されるほどチームの顔となっています。中島翔哉の保有権は80%FC東京にあるものの、20%はポルティモネンセが持っており、ワールドカップ終了後には買い取りオプションを行使確実となっています。
そのため、ドイツのクラブから、800万ユーロ(約10億7500万円)というまだ代表クラスとまで言えない選手としては異例の高額移籍金を提示してきたにもかかわらず、ポルティモネンセ側が拒否。このことからもポルティモネンセの中島翔哉に対する期待の表れが出ています。
代表としては、U-17 の時代から世代ごとの日本代表キャップを記録しており、なかでも2014年に開催されたブラジル・リオデジャネイロオリンピックではエースナンバー10を背負い、チームの核として日本代表を支えました。
中島翔哉のポイント①:瞬時のひらめきと判断力
日本代表で途中出場を果たし、代表初ゴールを記録したマリ戦でも、出場時間はわずかながらゴールを含む、積極的なシュートシーンが目立ち、唯一といっても良いくらいの明るい要素となりました。この試合にも代表されるように、日本人離れしたといってよい、セーフティなプレイばかりではなく、時にはリスクを冒しても前を向くような瞬時のひらめきと判断力に優れていると言えます。
そのため、他の選手では横や後ろにパスしそうなシーンでも果敢にドリブルで攻めるあたりは中島翔哉の持ち味といえるでしょう。
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中島翔哉のポイント➁:鋭い切込みドリブル
ポルティモネンセでは、左サイドを主戦場に、左からゴール向かって切り込む形で多くのゴールを生み出しているように、鋭くシャープなドリブルは、独特のリズムがあり、ストロングポイントとなります。
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中島翔哉のポイント③:スピードを活かした献身的な運動量
子どもの頃から練習の鬼だったと言われる中島翔哉。その賜物で驚異的な運動量を誇っており、目立ちはしませんが、ボールがないところでも献身的な守備をおこない危険を未然に防ぐプレーなど労を惜しまないプレーも中島翔哉の信条です。
また、従来の日本代表選手は、テクニックはあってもスピードは物足りないか、その逆で、スピードには長けていてもテクニックはイマイチと言う感じでしたが、中島翔哉はテクニックもスピードも持ち合わせており、デュエルさやシュート力をより向上させれば日本代表のエースにもなりうる新10番を背負う要素は十分の選手です。
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中島翔哉のプレースタイルは誰に似ている?
J1での活躍もほとんどないまま海外移籍を果たしてしまったため、中島翔哉がどんな選手なのか分からない人も少なくないのではないでしょうか?では、中島翔哉は例えるなら誰に似ていると言えるでしょうか?
①リオネル・メッシ
引用:http://morotdice.asia/meltushisugoi/
まだまだ実力では雲の上の存在ながら、中島翔哉本人も「理想はメッシです」と公言しているように、切れのあるドリブルはメッシを彷彿とさせるものがあります。運動量などはメッシ以上ともいえ、今後の成長次第ではメッシ以上のプレイヤーになるなんてのも夢ではないかもしれません。
➁前園真聖
引用:https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/special/260986/
今ではタレントにような活躍の前園真聖ですが、全盛期であるあのマイアミの奇跡を生んだ、アトランタオリンピック時の日本オリンピック代表での前園は決して止められない程のシャープな切れ味鋭いドリブルを見せていました。ペナルティエリア内でも果敢にゴールに向かう獰猛ハンターな姿も酷似しており、まだメッシに似ていると言うのはおこがましいので前園似というのがしっくりくる感じでしょう。
日本代表の日程
グループHに入った日本代表。グループリーグの日程は以下の通りです。果たして多くの下馬評を覆して日本代表は勝利を収めることができるのでしょうか?西野監督は果たして中島翔哉を使うのか?そもそも招集されるのか注目されます。
()は日本時間、/はテレビ中継予定
6月19日15:00(19日21:00)日本代表vsコロンビア代表(サランスク/モルドヴィアアリーナ)/NHK
6月24日20:00(25日0:00)日本代表vsセビリア代表(エカテリンブルク/エカテリンブルクアリーナ)/日本テレビ、NHKBS
6月28日17:00(28日23:00)日本代表vsポーランド代表(ヴォルゴグラード/ヴォルゴグラードアリーナ〉/フジテレビ、NHKBS
非常な現実ですが、今のままではハメスロドリゲス率いる初戦コロンビア代表戦を始め、3戦とも日本代表が勝てる要素は見当たらない状況です。
しかし、どんな強豪チームでも死角はあるものです。必ずや中島翔哉が得意の左サイドから切り裂くチャンスは訪れることでしょう。
日本代表優勝まで道のり
グループリーグも3戦全敗濃厚なんて言われている日本代表。現状は確かに厳しいかもしれませんが、初めから2位を目指しているチームは10位にもなれません。1位を目指すチームのみが勝ち進む権利がある!と意気込みつつ、日本代表の決勝までの道のりをみていきましょう。日程は以下の通りです。
※グループH1位通過の場合
7月3日21:00(4日3:00)グループH1位vsグループG2位(モスクワ/スパルタクスタジアム)/NHK
※グループH2位通過の場合
7月2日21:00(3日3:00)グループH2位vsグループG1位(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ)/NHK
※※グループH2位通過の場合
準々決勝(予定)7月6日21:00(7日3:00)(カザン/カザンアリーナ)/TBS、NHKBS
準決勝(予定)7月10日21:00(11日3:00)(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/NHK
決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK