サッカーは何が起こるか分からない!

絶望的かと思われていた2018ロシアワールドカップ、日本代表の初戦、コロンビア戦。格上の相手にぶつかり合った日本代表の雄姿をプレイバックしていきましょう。

日本代表 注目選手

引用:https://www.footballchannel.jp/2018/06/19/post275897/

①香川真司(ドルトムント)

引用:https://news.headlines.auone.jp/stories/sports/soccer/11624697?genreid=2&subgenreid=5&articleid=11624697&cpid=10130020

本田圭佑に代わり、トップ下のポジションを取り戻した香川真司。対峙するハメス・ロドリゲスがスターティングメンバーに入らなかったことで、守備への負担が減ったはず。その分、攻撃のタクトを振る存在感を見せつけて欲しい。

↓ 試合終了後

前半早々、PKを誘いこむシュートを放つなど上々の立ち上がりを見せたものの、その後、本田圭佑と交代するまでの60分以上、存在感が皆無なほど消えている時間がほとんどでした。マークがきつかったとはいえ、それはトップ下を担う選手はどの国の選手も同様のプレッシャーを受けており、このままでは主役の座を掴むことはできない、お世辞にも及第点とはならない出来でした。

➁昌子源(鹿島アントラーズ)

引用:https://www.football-zone.net/archives/111639

これまで吉田麻也ー槙野智章で担っていたセンターバックのポジションを、本番で槙野から奪取。吉田とのコンビは数えるほどしかなく連携不足が心配されるところですが、強固なコロンビア代表攻撃陣をどのように防げるかが、試合を左右する大きなポイントとなるでしょう。

↓ 試合終了後

FKからの失点以外ゼロに抑え、実質流れからの失点を防いだ安定的な守備をみせました。特に、怖いFKやCKとなるような不要なファールなどもなく、極めてクリーンかつ危なげないプレーをしており、2戦目以降も吉田麻也―昌子源コンビを推す声が多くなるでしょう。欲を言えば、CK時のセットプレイで、吉田麻也とともに上がるが迫力不足で競り負けていた感が強く、もっと我を出して得点にも絡んで欲しいです。

③柴崎岳(ヘタフェ)

引用:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20180402/736582.html

本田圭佑がスタメンを外れたことで、プレスキッカーを任させるであろう柴崎岳。フィジカルが強く、なかなか流れでは特典を取るのが難しいであろうから、相手をいらつかせ、不要なファールを誘い、柴崎のFK、CKを得点源としていきたいところです。

↓ 試合終了後

期待のFK、CKも随所に好プレーを見せ、それ以外でもセンスが光るプレーを見せた、直接的に得点には絡んでいないものの、陰のMVPとも言える働きをみせました。乾とのコンビも素晴らしく、長友を加えた、運動量豊富な左サイドからの日本代表の攻撃は一つの武器となることを証明しました。後半35分に怪我で山口蛍と交代。次戦もスタメンを張って欲しいメンバーなだけに、怪我の影響が懸念されます。

④酒井宏樹(マルセイユ)

引用:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20171111/667374.html

怪我明けで途中出場が続いており、本番であるコロンビア戦でスタメン抜擢。マルセイユで大活躍中で、まだ日本代表では持っているポテンシャルを発揮しきれていない印象があるので、スタメン確定となるような確実なプレーを期待したいです。

↓ 試合終了後

欲を言えば、もう少々攻撃参加を増やして欲しいところですが、原口元気とのコンビも悪くなく、時折鋭いクロスを上げるなど勝利に貢献。原口の守備参加で助けられたところもあり、1対1で負けるような場面もあったため、よりデュエルを強くして、次戦以降は、相手をシャットアウトしたいです。少なくとも、ここ数試合で右サイドを担った選手の中では最も及第点と言える出来でしょう。

⑤大迫勇也(ブレーメン)

引用:https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/19/osako-yappari-hanpanai_a_23462751/

フォワードのポジションライバルである岡崎慎司が怪我で不安なこともあり、コロンビア戦でフォワードは大迫!と半端ないプレーを期待したいところ。ファールを誘うような当たり負けしないポストプレーを期待。

↓ 試合終了後

1点目、2点目とも得点に絡み、コロンビア戦もMVP的活躍。特に本田圭佑のCKに合わせたヘディングシュートは、そこまで上背がないなか、頭一つ抜け出しており、フィジカルの強さ、ポジショニングの強さを見せつけていました。何より初戦で得点を取るべきフォワードが得点を取ったことはチームに勢いをもたらずうえで大きいです。

コロンビア代表 注目選手

ラダメル・ファルカオ(モナコ)

引用:https://cyclestyle.net/article/2017/10/07/52368.html

Wエースのハメス・ロドリゲスが怪我の影響でスタメンを外れたため、ファルカオにかかる期待は倍増。4年前は怪我の影響で出場すらできなかった屈辱を4年越しに晴らすときがきた!?

↓ 試合終了後

時折、スキルの高い小技からも強引な持ち込みを見せるなど、トップ級のフォワードの実力は見せつつも、全体的には日本代表のセンターバック、吉田麻也、昌子源に抑えられた印象。

➁フアン・フェルナンド・キンテロ(リヴァプール)

引用:https://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20180324/733030.html

ハメス・ロドリゲス不在の中、ゲームの主導権を握るべくチームをコントロールする鍵を握る選手となるでしょう。ハメスの代わりに蹴るであろうプレスキックにも注目。

↓ 試合終了後

得点を取った意表を突くグラウンダーのFKはお見事。10人ながらも運動量もあり、必死にゲームをコントロール。日本代表に主導権を握らせないように奮闘していました。ハメス・ロドリゲスと交代してピッチを去ったのは、日本代表にとってはラッキーだった!?

日本代表メンバー 評価点

引用:https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/19/osako-goal_a_23462700/

 

※5点満点 5が最高、1が最低

GK:川島永嗣(メス:フランス)1.5 失点シーンのポジショニングミスをはじめ、何度となく判断力の欠如が目立った。負けていたら戦犯扱い。

DF:長友佑都(ガラタサライ:トルコ)3.0 対峙するクアドラードとの争いは競り勝つシーンも目立ち奮闘。失点シーンにつながったクリアミスは致命的ミス。

DF:昌子源(鹿島アントラーズ:日本)3.5 安定的な守備を披露。欲を言えばより積極的な攻撃参加も欲しいところ。

DF:吉田麻也(サウサンプトン:イングランド)3.5 昌子とのコンビも良好で、相手の攻撃を防ぐ。セットプレイ参加時に迫力が欲しい。

DF:酒井宏樹(マルセイユ:フランス)3.0 何度となくデュエルで当たり負けも及第点の出来。

MF:柴崎岳((ヘタフェ:スペイン)4.0 得意のプレスキックをはじめ、ゲームを巧みにコントロール。

MF:長谷部誠(フランクフルト:ドイツ)3.0 特に後半ミスパスが目立つ。最後まで集中だ。

MF:乾貴士(ベティス:スペイン)4.5 何度となく得意の左角度からのシュートを放ち、日本代表に勢いをつける存在に。

MF:香川真司(ドルトムント:ドイツ)2.5 PKはお見事ながら、ほぼ存在感がなく消えていた。

MF:原口元気(デュセルドルフ:ドイツ)3.5 守備では貢献するも、肝心の攻撃ではあまり働けず。

FW:大迫勇也(ブレーメン:ドイツ)4.5 決勝点となるゴールをはじめ、フィジカルの強さが目立った。

※途中出場メンバー

後半25分 MF本田圭佑(パチューカ:メキシコ)2.5 CKの精度はさすがながら、相手にパスをする致命傷ともなるようなミスもあり。

後半35分 MF:山口蛍(C大阪:日本)3.0 もともと守備職人なこともあり、目立ったプレイはなし。もし長谷部ー山口になると攻撃のバリエーションが苦しい。

後半40分 FW岡崎慎司(レスターシティ:イングランド)3.5 短い出場時間ながら、らしい前線からも守備で貢献。

まとめ

【日本代表キックオフ】日本VSコロンビア戦の注目選手紹介をお送りました。なにはともあれ、勝利を収めたことは手放しに喜んでしまうところ。しかし、ワールドカップは1勝できたらOKではありません。反省点も多かったコロンビア戦、それをしっかり修正してセネガル代表からも勝ち点3をもぎ取りましょう!