タイやカンボジアなど近年サッカー人気上昇に伴いレベルも上がっていて、Jリーグで活躍する選手も出てきましたが、同じアジア人ということで、少年たちの憧れの選手といえばダントツで香川真司なのです。

アジアで人気が高いイングランドのマンチェスターユナイテッドで活躍していた時期があるのもありますが、2018ロシアワールドカップで当落線上にいる香川真司。子供たちの夢をぶち壊さないためにも、日本代表奇跡の躍進のためにも香川真司の代表での覚醒を期待せずにはいられません。

ここでは、日本代表の10番!香川真司についてまとめていきます。

引用:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150120/273329.html

香川真司 プロフィール

引用:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jfootball/2017/10/13/post_22/

氏名:香川真司

年齢:1989年3月17日(29歳)

所属チーム遍歴:C大阪―ドルトムント(ドイツ)-マンチェスターユナイテッド(イングランド)-ドルトムント(現在)

身長・体重:175cm・68㎏

出身地:兵庫県神戸市垂水区

現年俸:2億8000万円

小学校時代からその性能は突出しており、地元神戸のクラブチームから仙台のFCみやぎバルセロナに留学を勧められるほどでした。その後も、各カテゴリーの日本代表を経験しているいわゆるサッカーエリート選手。

JリーグC大阪に入団後も、C大阪のエース番号である背番号8を背負い、ドイツのドルトムントでも大活躍。高額の移籍金で五指に入るビッククラブであるマンチェスターユナイテッドに鳴り物入り入団を果たします。

1年目こそルーニーなどとのコンビも冴え、活躍を見せるもモイーズ体制になってからは出場機会にも恵まれずドルトムントに帰還。しかし、熱狂的で知られるドルトムントサポーターはKAGAWAを忘れていなく、大熱狂のもと、迎え入れられました。

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香川真司の凄さ①:相手の裏を狙うポジショニングの絶妙さ

あの香川真司をマンチェスターユナイテッドに呼び込んだ、世界の名将ファーガソン監督も香川真司について

「前半、相手の裏を狙うすばらしい動きをしていた。チームにとって彼の動きが、強みのひとつになると思っていた。セカンドボールに関与する選手を求めていたんだ。ロビン・ファン・ペルシーとのコンビで力強いタッチを見せていただけに、不運な部分もあった。彼は、相手の守備陣をこじ開けようとしていた。だが、彼を評価している人間は少ないね。アンフェアなものだよ。前半は本当に良かった」

と高く評しているように、意表を突くポジショニングの巧みさで、相手の考えている裏を突くプレーが上手いのです。こればかりは努力でなしえるものではなくサッカーセンスの賜物と言えるでしょう。

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香川真司の凄さ➁:ペナルティエリア周辺でもできる細かいタッチ

得点に限りなく近づくペナルティエリア周辺は、相手からしてもなんとしてでも好きにはさせたくないエリア。そのため、人数を割いてでもボールを奪取しにくるものですが、そんなペナルティエリア周辺でも、香川真司の場合、いつもと同じ細かなボールタッチで針の穴を通すようなパスが可能なのです。

味方にとっては絶妙すぎる優しいパスが届き、ドルトムントを始め、どのチームに行っても香川と一緒にプレイしたいトッププレイヤーが続出するほど黒子にもなれる才能が香川にはあります。

これには類まれなるサッカーセンスだけでなく、決して体格では恵まれていないものの、当たり負けしないフィジカルの強さも備わっているのです。そしてプレッシャー負けしないメンタルの強さも忘れられない要素です。

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香川真司の凄さ③:自分の弱点を活かすプレースタイル

世界の猛者たちと比べると、やはり体格差は大きなマイナス要素になります。直接的にぶつかりあっては100kg超えとしているような大男に勝てるわけがありません。しかし、香川真司は自分の身長の低さをしっかり認識しているので、絶妙なポジショニングをして、たとえ二回り以上大きな相手でもヘディングで勝つことがあるのです。

同様にスピードもないわけではありませんが、ストロングポイントになるほどではありません。しかし、自分を知っている能力が優れている香川は、スピードで勝負できずとも、パスの組み立てなどの頭を使った頭脳的なインテリジェンスプレーで補うことができるのです。

一言で言えば、自分を知る能力に香川真司は長けています。

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香川真司は何故代表では輝かない!?

引用:https://www.footballchannel.jp/2014/06/10/post43301/

ドルトムントでは現在は怪我で離脱中なものの、コンスタントに活躍を続ける香川真司。ドルトムントでのプレーを見ている人なら日本代表に香川真司は不可欠な選手だと思うところですが、日本代表しか香川を見るチャンスがない人だと、「香川って必要」と思う人も多いかもしれません。

はっきり言って、香川真司が日本代表では持っているポテンシャルの半分も活かすことができていないのではないでしょうか?理由は2つ考えられます。

1つは、周囲との連携不足。香川は一人で打開するというよりは、パスを活かし周囲との連携で相手を崩していくタイプ。そのため、マンU時代のルーニーのような絶対的存在がいると、より生きるのです。しかし、怪我などの不運もありますが、ワールドカップ直前となっている今も、ハリルホジッチ体制では先発メンバーが全く固定できず、特に香川が連携したい攻撃陣は、原口、久保、大迫、乾、本田、宇佐美、中島などなど有力選手は多くとも固定できていない状況。

チーム力として上げることができないので、そのまま香川のポテンシャルを活かせないのです。

もう一つが、ハリルホジッチ監督のサッカースタイルです。よくデュエルが大事と言っていますが、香川がデュエルが弱いわけではないのですが、前述通りチームプレイで打ち崩すスタイル。高校生と例えるのは失礼ながら分かりやすく言うと、高校サッカーの国見スタイルのような縦に走るスタイルなので、緩急を織り交ぜるスタイルの香川は能力が発揮できないのです。

しかし、縦への攻撃一辺倒は世界相手では通用しないことは、先日のマリ戦、ウクライナ戦で実証済み。やはり香川必要論が巻き行っているのは当然の流れだと思います。

日本代表の日程

グループHに入った日本代表。グループリーグの日程は以下の通りです。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月19日15:00(19日21:00)日本代表vsコロンビア代表(サランスク/モルドヴィアアリーナ)/NHK

6月24日20:00(25日0:00)日本代表vsセビリア代表(エカテリンブルク/エカテリンブルクアリーナ)/日本テレビ、NHKBS

6月28日17:00(28日23:00)日本代表vsポーランド代表(ヴォルゴグラード/ヴォルゴグラードアリーナ〉/フジテレビ、NHKBS

日本国民とは見たくない現実ですが、今のままではハメスロドリゲス率いる初戦コロンビア代表戦を始め、3戦とも日本代表が勝てる要素は見当たらない状況です。

現在、香川は怪我で離脱中ですが、より早く復帰(無理はいけませんが)して、試合勘がワールドカップ本戦までに状態が戻り、トップ下に君臨できることで、精神的支柱にもなり大きく日本代表が変わるきっかけになるかもしれません。

ワールドカップ直前にはガーナ戦があります。その時に、どのようなスタイルで日本代表が望めているかが大きなポイントとなるでしょう。

日本代表優勝まで道のり

グループリーグも3戦全敗濃厚なんて言われている日本代表、優勝なんて夢のまた夢……と言われそうですが、モチベーションというものは、初めから2位を目指しているチームは10位にもなれないのです。1位を目指すチームのみが勝ち進む権利があるというもの!夢物語と切り捨てないで、日本代表の決勝までの道のりをみていきましょう。

日程は以下の通りです。

※グループH1位通過の場合

7月3日21:00(4日3:00)グループH1位vsグループG2位(モスクワ/スパルタクスタジアム)/NHK

※グループH2位通過の場合

7月2日21:00(3日3:00)グループH2位vsグループG1位(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ)/NHK

※グループH2位通過の場合

準々決勝(予定)7月6日21:00(7日3:00)(カザン/カザンアリーナ)/TBS、NHKBS

準決勝(予定)7月10日21:00(11日3:00)(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/NHK

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

まとめ

日本代表の命運を握るエースナンバー10番を背負う香川真司についてまとめてみました。

怪我が離脱中の香川真司、ドルトムント監督によると「いつトレーニングに戻れるかは断言できない」という状況で楽観視できる状況ではありません。

しかし、苦境に立たされている今の日本代表に香川真司の存在感は必要不可欠!ワールドカップ初戦であるコロンビア戦には背番号10がピッチに立っていることを願ってやみません。

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