いよいよ2018ロシアワールドカップに向け、登録メンバー23名が発表になりました。

これまで外国人監督が就任していたこともあり、毎回メンバー発表時には、サプライズがあり、メディアも大注目でしたが、今回は全くの無風。会見場には空席も目立つような状況だったようです。

早くも、次の2022カタールワールドカップに期待するなど諦めムードも漂っていますが、決勝トーナメントまで進出した2010南アフリカワールドカップでも大会が始まる前はこんな状態だったはず!奇跡を起こせ!!日本代表!!

2018ロシアワールドカップ本大会に臨むスタメンメンバーを予測します。サプライズはあるのでしょうか?

引用:https://russia2018.yahoo.co.jp/column/detail/201805310001-spnavi/

日本代表の日程

グループHに入った日本代表。グループリーグの日程は以下の通りです。

はっきり言って、3チームとも完全に格上です。FIFAランキングで見ると、

コロンビア代表=16位

セネガル代表=28位

ポーランド代表=10位

となっており、28位セネガル代表ならなんとか…と思いたいところですが、日本代表は現在60位。先日、ワールドカップ不出場で、正直観光半分で来日したガーナ代表に完敗していますが、ガーナ代表は50位となっています。

実力的にも、セネガル代表は、ガーナ代表より遥かに強いとされており、苦しい戦いは間違いありません。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月19日15:00(19日21:00)日本代表vsコロンビア代表(サランスク/モルドヴィアアリーナ)/NHK

6月24日20:00(25日0:00)日本代表vsセビリア代表(エカテリンブルク/エカテリンブルクアリーナ)/日本テレビ、NHKBS

6月28日17:00(28日23:00)日本代表vsポーランド代表(ヴォルゴグラード/ヴォルゴグラードアリーナ〉/フジテレビ、NHKBS

しかし、どんな強豪チームでも死角はあるものです。勝機を見出すために、日本代表の戦い方を考えてみましょう。

【ゴールキーパー】

引用:https://www.soccer-king.jp/news/world/fra/20170419/578052.html

GKの場合は、本人のスキルはもちろんながら、最も大事なのは周囲との連携になります。フィールドプレイヤーに比べ、一人では戦えないポジションと言えます。

正直、先日のガーナ戦でも、GK川島永嗣とDF長谷部誠が連携ミスで交錯してしまい失点シーンを招いてしまっていました。

あのプレーを見る限り、正直、連携面での不安があることは拭えません。しかし、逆に言えば、川島永嗣ほど経験値があり、周囲との連携が取れるGKは今はいません。

今更ながら、若手のホープである柏レイソルの中村航輔をスタメンで使って、将来を見据えることも考えられますが、2018ロシアで勝ち点を取るため、川島で3試合ともいくでしょう。

コロンビア戦=川島永嗣

セネガル戦=川島永嗣

ポーランド戦=川島永嗣

【センターバック】

引用:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail2/id=23645

一部マスコミなどではフォーメーションを4バックから3バックに変更したことで、より攻撃的にいくなんていっているところもありますが、正直、今の完成度を見る限り、また相手の強さも考えると、両ウイングバックも守らざるを得なく、実際は5バックの守備重視にするしか、日本代表の勝ち点を取る術はないと思います。

観ている側からすると、派手に得点を取り合うゲームが盛り上がりますが、勝つためにはガチガチに守ることになるでしょう。

そこで、守備の要である3人のセンターバックですが、怪我などない限りは吉田麻也、槙野智章というビルドアップ(攻撃につなげる縦パス)も得意な二人に、リベロでキャプテン長谷部誠が入る3バックが基本となると思います。

ただ、劣勢にたっていて逆転を狙う時などは、長谷部をアウトして、4バックに戻し、攻撃的な選手(乾や岡崎など)を投入することが考えられます。

槙野智章は、先日のガーナ戦でも失点につながる不要なファイルをしてしまうなどダメダメで、キャラもあり、不要論が巻き起こっていますが、DFで選出されている昌子や植田、遠藤などより対人守備では圧倒的に強く、実力的に変わる選手がいません。

コロンビア戦=槙野智章、長谷部誠、吉田麻也

セネガル戦=槙野智章、長谷部誠、吉田麻也

ポーランド戦=槙野智章、長谷部誠、吉田麻也

※点を取りに行く際は、長谷部をアウトにして、乾や岡崎など攻撃的な選手を入れる

【サイドバック】

引用:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?139774-139774-fl

3バックと考えると、攻撃面でもキーマンとなるのが、この両サイドバック。

また、試合途中で4バックに戻して、攻撃的な選手を入れて勝負に出る時間がくるでしょうから、その際はしっかり守り切る守備力の要求されます。

左サイドに関しては、安定的なプレーをしており、攻撃面でも守備面でも及第点を出せる長友佑都で3試合ともいくでしょう。

問題は右サイド。ガーナ戦では、原口元気をコンバートされて右サイドを担いましたが、まだまだ不慣れなポジションで、そこまで得意のドリブルでの突破も影を潜め、不安要素である守備面の脆さばかり露呈してしまいました。

原口に代わるとしたら、マルセイユで活躍中の酒井宏樹でしょうが、怪我明けでパフォーマンスがどこまで戻っているのか不安があります。

予想するに、できれば得点を取って勢いにのりたい初戦コロンビア戦は、原口元気。2戦目以降は(時間もあるので怪我が完治していると信じて)酒井宏樹でいくのが最良だと思います。

コロンビア戦=長友佑都、原口元気

セネガル戦=長友佑都、酒井宏樹

ポーランド戦=長友佑都、酒井宏樹

【ボランチ】

用:https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20141011/240735.html

長谷部キャプテンが1枚下がったので、一番の激戦となっているのが2枚のボランチ。ガーナ戦では、山口蛍と大島僚太が選ばれましたが、確かに山口は守備力が高く、守り切る場合には有効的ですが、点を取るためには、展開力が皆無なので、ボールのつながりが出なく、攻撃が全く不発になってしまいます。

そこで、推したいのは柴崎岳。ガーナ戦でも途中出場しましたが、ボールに緩急をつけてワイドに振ることができるので、攻撃にリズムを付けられる選手です。

大島も、Jリーグ勢という事で下馬評は低かったのですが、ガーナ戦では攻守に及第点を出しており、柴崎ー大島ラインを推したいです。

正直、守備力に不安が残りますが、とにかく1点でも取らない限り勝ちはあり得ません。まず、攻撃的に攻めて、後半途中から大島や柴崎に替えて山口蛍を途中して守り重視にしたいところです。

コロンビア戦=柴崎岳、大島僚太

セネガル戦=柴崎岳、大島僚太

ポーランド戦=柴崎岳、山口蛍(※勝ちや引き分けで決勝トーナメント進出の可能性がある場合)

【攻撃的MF】

連携が最重要なディフェンシブなポジションに比べ、個の力でも打開できる攻撃的MFのポジション(2枚)は、3試合とも違う組み合わせで、相手をかく乱しても面白いのではないでしょうか?

ガーナ戦では、宇佐美貴史ー本田圭佑でいきましたが、特に宇佐美は存在が消えている時間も多く、存在感は出せませんでした。

ビック3である香川真司ー本田圭佑と言う声もありますが、やはり一人はドリブルで自分で突破を挑んでいくような選手毛ベターなので、香川―本田では正直怖さがありません。

原口元気が3試合ともサイドバックを務めるなら別ですが、酒井宏樹に戻すことを感がると、原口を攻撃的MFで起用も十分考えられます。3試合の予想スタメンは以下の通りです。

コロンビア戦=宇佐美貴史、本田圭佑

セネガル戦=香川真司、原口元気

ポーランド戦=原口元気、本田圭佑

と3試合ともメンバーを変えて、文字通りの総力戦を挑みたいです。また、スタメンに出ていない選手にプラスして、乾貴士をジョーカーとして流れを変える存在として途中出場を考えたいです。

【フォワード】

引用:http://number.bunshun.jp/articles/-/826894

大迫勇也、岡崎慎司、武藤嘉紀の3人から1枠を争うフォワード。

このなかでは消去法で大迫しか考えられないでしょう。

岡崎や武藤の場合、どちらかと言うと、周囲を活かしたり、活かされるプレーが信条。正直、日本代表が得意としていたパスサッカーもそこまで完成していなく、個の力に頼らざるを得ない今の現状では、総合力の高い大迫一択と考えられます。

香川や本田が絶好調期だったら、連携力の高い岡崎も考えられますが、今の状態で負けないサッカーを考えるなら大迫でしょう。

コロンビア戦=大迫勇也

セネガル戦=大迫勇也

ポーランド戦=大迫勇也

まとめ

目前に迫った日本代表のワールドカップスタメン予想をお送りました。

マスコミなどでは「忖度ジャパン」などと揶揄されているように、よく言えば経験値優先ですが、実績である程度実力も見えている感じがして期待できない人も多いかもしれません。

しかし、サッカーは1試合で劇的に変わることがあります。初戦のコロンビア戦で勢いをつけて、再び日本中を歓喜の渦で包み込みましょう。