日本代表が、小野伸二、中村俊輔、中田英寿らの黄金のカルテットを築いた2006ドイツワールドカップ時のジーコJAPANの際、23名のワールドカップメンバーに、巻誠一郎の名前があがり、報道陣からどよめきが起きました。

ある程度、ハリルホジッチ体制とメンバーをいじくらず望むのではないかと噂される西野JAPAN。しかし、今のような窮地に立たされている時こそ、巻誠一郎のようなサプライズ選出が必要なのではないでしょうか?

ここでは、最もサプライズ選出になりそうな、現在ドイツで活躍中の伊藤達哉について掘り下げていきましょう。

Jリーグを経由せず、ドイツ・ブンデスリーガに挑戦している伊藤達哉。日本のサッカーファンではなじみの薄い人も多い選手です。果たして、伊藤達哉はどんな選手なのでしょうか?

引用:https://www.youtube.com/watch?v=FQteouq46CQ

伊藤達哉 プロフィール

引用:https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20171003/650665.html

氏名:伊藤達哉

年齢:1997年6月26日(20歳)

所属チーム遍歴:ハンブルガーSVⅡ(ドイツ)-ハンブルガーSV(ドイツ)※現在

身長・体重:166cm・69kg

出身地:東京都台東区

現年俸:約2,000万円

小学校時代から柏レイソルの下部組織で活躍、2014年4月にUAEで開催されたアル・アインインターナショナルジュニアチャンピオンシップでは、準優勝に貢献し、大会MVPを受賞するほど将来を期待される選手でした。

そのまま柏レイソル入りで、Jデビューも間近と思われた2015年、現日本代表DF酒井高徳も所属しており、かつてはスシボンバーこと高原直泰も所属していたドイツ・ブンデスリーガの名門、ハンブルガーSVと契約

2017-18シーズンでは、途中出場が多いものの、切れ味抜群のドリブルを武器に出場機会も増えるなどサポーターからの信頼も得始めています。

伊藤達哉のポイント①:縦のスピードの速さ

現状の西野体制ではなく、ハリルホジッチ体制のほうが、より選出される可能性は高かったのでは!?と思えるほど、ハリル好みと言える縦へのドリブルの突破力は一見の価値があります。

その姿に、所属するハンブルガーSVでは、サポーターから「リオネル・イトウ(※リオネル・メッシに例えて)」と呼ばれており、メッシばりの小刻みなリズム・ステップを踏める相手からしたらボールを奪取しずらいドリブルが武器です。

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伊藤達哉のポイント➁:小柄ながら当たり負けしない献身的守備

伊藤達哉の場合、自ら献身的な守備をして、そのまま自分で1対1の勝負ができる(良い意味で)負けん気の強さがあります。身長166cmと小柄ながら、屈強な選手が多いブンデスリーガでも当たり負けをしない体つくりは、2015年から3年間ドイツで揉まれてきている証拠でしょう。

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伊藤達哉のポイント③:

かつて浦和レッズにも所属。監督経験もあり、ドイツ代表の名DFギド・ブッフバルトは、伊藤達哉について、

「イトウはワールドカップのメンバーに選出されても不思議ではない。彼は試合中に何度も一対一を仕掛け、相手守備網を崩そうとする。それは日本代表にとって特別な武器になるだろう」

「イトウのような強力なドリブラーは、日本に限らずどのチームでも貴重な存在になる。日本代表も求めていたタイプの選手じゃないかな」

と、伊藤達哉の日本代表入りに太鼓判を押しています。あのレジェンドが推すプレイヤーを是非、ロシアの地で躍進が見たいです。

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伊藤達哉のプレースタイルは誰に似ている?

冒頭でも書いた通り、あまり日本ではなじみの薄い人も多い伊藤達哉。果たして誰に似ていると言えるのでしょうか?

①リオネル・メッシ

前述もしたとおり、ハングルが―SVでは「リオネル・イトウ」と呼ばれている通り、メッシばりの切れ味鋭く、独特なステップを踏みながら前に突進するイメージのドリブルは、166cmと小柄(※メッシは170cm公称)確かにメッシを彷彿とされるものがあります。

あとは、好パフォーマンスを終始持続する、体力と試合展開を見る力の経験力があれば、日本のメッシと言われる日も遠くはないでしょう。

引用:https://front-row.jp/_ct/17151622

➁長澤和樹

現在、浦和レッズに所属する長澤和樹。伊藤達哉と同じくJリーグを経由せずブンデスリーガ(※長澤はドルトムント)に所属した共通点があるだけでなく、ポジションこそ伊藤は前、長澤は中盤と違え度、ボールを運べる選手と言う意味では共通点も多く、似ている要素が多い選手です。

引用:https://victorysportsnews.com/articles/472/original

日本代表の日程

グループHに入った日本代表。グループリーグの日程は以下の通りです。果たして多くの下馬評を覆して日本代表は勝利を収めることができるのでしょうか?西野監督は果たして伊藤達哉を使うのか?そもそも招集されるのか注目されます。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月19日15:00(19日21:00)日本代表vsコロンビア代表(サランスク/モルドヴィアアリーナ)/NHK

6月24日20:00(25日0:00)日本代表vsセビリア代表(エカテリンブルク/エカテリンブルクアリーナ)/日本テレビ、NHKBS

6月28日17:00(28日23:00)日本代表vsポーランド代表(ヴォルゴグラード/ヴォルゴグラードアリーナ〉/フジテレビ、NHKBS

非常な現実ですが、今のままではハメスロドリゲス率いる初戦コロンビア代表戦を始め、3戦とも日本代表が勝てる要素は見当たらない状況です。

しかし、どんな強豪チームでも死角はあるものです。正直、まだ90分フルに走れる体力はない伊藤達哉、切り札となるジョーカーとして、後半途中の相手が疲労の色が見え始めたときに、あのドリブルは活きてくるでしょうし、小柄で当たりが強い守備は、相手選手にとってストレスが溜まることでしょう。

日本代表優勝まで道のり

グループリーグも3戦全敗濃厚なんて言われている日本代表。現状は確かに厳しいかもしれませんが、初めから2位を目指しているチームは10位にもなれません。1位を目指すチームのみが勝ち進む権利がある!と意気込みつつ、日本代表の決勝までの道のりをみていきましょう。日程は以下の通りです。

※グループH1位通過の場合

7月3日21:00(4日3:00)グループH1位vsグループG2位(モスクワ/スパルタクスタジアム)/NHK

※グループH2位通過の場合

7月2日21:00(3日3:00)グループH2位vsグループG1位(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ)/NHK

※グループH2位通過の場合

準々決勝(予定)7月6日21:00(7日3:00)(カザン/カザンアリーナ)/TBS、NHKBS

準決勝(予定)7月10日21:00(11日3:00)(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/NHK

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

まとめ

日本代表の救世主になりうる存在、伊藤達哉についてお届けしました。いかがでしたでしょうか?

冒頭でも書きましたが、やはり今の日本代表にはカンフル剤となるようなニューフェイスは効果的だと思うのですが、どう考えますか?

堂安律や伊藤達哉のような2020東京オリンピック世代を是非ロシアに帯同されて欲しいです。